「成年被後見人の意思決定支援」

query_builder 2023/12/14
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竹野総合事務所

 こんにちは。

 平成12年に成年後見制度がスタートしてから約23年経ちました。成年後見制度という言葉が徐々に浸透してきている今日この頃です。

 成年後見制度を利用すると成年後見人が選任されますが、親族以外の第三者が後見人に選任されることもあります。実は専門職の第三者後見人のなかで司法書士が一番多く選任されていて、新たに選任される専門職後見人の4人に一人は司法書士です。

 司法書士によって構成されているリーガルサポートという成年後見を担う団体があります。現在全国に約2万3000人いる司法書士の内8000人がリーガルサポートの会員となっていて、8000人の会員内の7000人が後見人を担っています。

 成年後見制度がスタートした当初の後見人の役割は、主に財産管理でした。後見人が財産を管理することで、ご本人の財産が不当に侵害されることから守ることに重きが置かれていました。ただ、後見人がその財産管理そのものに重きを置き過ぎたその弊害として、本人の意向、好み、人となりに合わせた財産権の行使が行われないという事態が生じてきました。

 後見人の役割への考え方は日々変化しており、現在では、ご本人の意思を尊重した財産権の行使が求められてきています。ただ、本人の意思の尊重とはいっても、被後見人の方の意思決定を後見人が一人で行っていくことは困難です。ご本人を中心に多くの支援者で円を描く様に取り囲み、本人の意思決定を支援していくチーム体制が必要です。

 意思決定支援のチーム体制という考え方は始まったばかりですが、これからその考え方が当たり前の時代がもうすぐやってくると思います。

 それが当たり前の時代に取り残されることのないように世の中の変化に気を配りつつ後見人として、被後見人ご本人の幸せを追求していきたいと思います。


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